Trade Thinking

仮想通貨が法定通貨になった理由は?何が問題だった?

 

こんにちは、UnLimiteDです。

先日、中米のエルサルバドルが仮想通貨を世界で初めて法定通貨として取り扱いをしました。

そこで今回はこの経緯や、仮想通貨が今後法定通貨となるべきかどうかについて考察したいと思います。

 

エルサルバドルがビットコインを法定通貨にした理由は?

 

エルサルバドルという国は馴染みがないかもしれませんが、人口は650万人で千葉県の人数と同程度、また面積は九州の約半分程度と言えばイメージしやすいでしょうか。

 

出典:「Google Map」

お世辞にも金融先進国とは言い難いこの国がビットコインを法定通貨として扱うようになった理由は、まず第一に通貨としての強制力があり、米ドルとの交換も保証されていると考えられているからです。

また同国ではビットコインの納税が可能であったり、仮想通貨(暗号資産)の運用益が非課税であったり他国と制度が異なる点もあり、このような理由から世界で初めてビットコインを法定通貨として扱うようになりました。

なお議会では賛成多数で可決されたものの、反対派の意見も根強く大統領の提案からわずか数日で可決したこともあり、今後も物議をかもしそうです。

 

法定通貨になった後のビットコインの動きは?

 

このような経緯でビットコインは、2021年9月7日にエルサルバドルで法定通貨となりましたが、同日のわずか1時間程度で10%強の暴落となります。

 

出典:「bitFlyer」

世界初の法定通貨ということもあり値上がりが期待されそうなものですが、IMF(世界銀行)が欠陥商品だとしてエルサルバドル大統領の支援を断ったこと、また同国自体にいち通貨の価格を変える経済力がなかったことなどが原因と言えるでしょう。

またエルサルバドル大統領は国民に押し目買いを勧めている現状であり、金融規制に厳しい日本の感覚から見ればある意味信じがたい状況となっています。

 

仮想通貨は法定通貨になるべき?

 

エルサルバドルの状況は今後に注目したいところですが、そもそも仮想通貨が法定通貨になるべきかと言われたら、個人的には賛否があります。

それは送金や決済などが便利になるというメリットと言うのもあるのですが、やはりいち通貨として固定されたらボラティリティ(値動き)が制限される可能性があるからです。

これまでのようにたった一日で倍になったり半分になったりするのは、リスクはさておき仮想通貨にしかない魅力でありますし、敢えて基軸通貨に寄せることはないでしょうか。

また昨今ですら仮想通貨のシステム回りは未だに脆弱な面も見られますし、リスクを許容するトレーダーならまだしも一般人まで巻き込む必要はないでしょう。

もし仮想通貨が世界的に法定通貨になるのとしても先のことでしょうが、今後の動向に注目したいところです。

 

 

以上です。

仮想通貨が法定通貨になる賛否は別として、世界で初めて実行されたことは大きなニュースと言えるでしょう。

なお今回の出来事はFX相場にはほとんど影響していませんので、惑わされずにしっかりとテクニカル分析や大きなファンダ要因を意識するようにしましょう。