Trade Thinking

FXのスイスフランショックとは?何が問題だった?

 

こんにちは、UnLimiteDです。

今回はFX事件簿の第3弾ということで、スイスフランショックについてお話しします。

※過去記事はこちら

・第1弾「FXのトルコショックとは何だったの?」

・第2弾「リーマンショックは何だったの?FXの影響は?」

 

スイスフランショックとは

 

スイスフランショックは、2015年1月に起きたスイスフラン(CHF)の急騰(上昇)のことです。

それまでスイスフランは為替介入によって、対ユーロで1ユーロあたり1.2スイスフランという上限が設けられていました。

しかし2015年1月15日にスイス国立銀行がその上限を廃止するという宣言を行なったため、1ユーロ当たり0.85スイスフランまで上昇し、上昇率でいうと約40%もの大暴謄となります。

FXの歴史で通貨が大きく動く事件は、暴落(下落)が多いのですが、スイスショックは暴謄(上昇)であることが特徴的と言えるでしょう。

 

為替の影響は?

 

 

スイスフランショックによる影響は、対ユーロだけでなく日本円にも影響し、日足でいうと1スイスフランあたり113円であったのが終値は138円の上昇となります。

配信レートが飛んでいたためおそらく取引できなかったでしょうが、瞬間的な上昇は160円超までと言われており、どれほど荒れた相場であったか想像できるでしょう。

それからしばらくは100pips前後の乱高下を繰り返し、相場が落ち着いた現在でもスイスフランを敬遠するトレーダーもいるのではないでしょうか。

 

 

スイスショックから学ぶ教訓

 

スイスフランはユーロやポンドのように流通量が多く、むしろ日本円のように安定した避難通貨とも言われていました。

それがスイスショックによって、極端に言うと新興国の通貨のようにすら扱われるようになったということは、トレーダーとしても注意しなければなりません。

また事件の発端となった為替介入の撤廃は、国際通貨基金(IMF)すら事前に報告されていなかったほど急だったこともあり、予測するのはほぼ不可能だったでしょう。

したがって現在の米国ドルやユーロなどの基軸通貨に関しても、ある出来事をきっかけにスイスフランと同じような道をたどる可能性があることを常に意識しておきましょう。

 

以上です。

スイスフランはこのように大きな変動があったものの、通貨自体は破綻しておらずまた現在では一定のサイクルも見られることから一部のスイングトレーダーには好まれている傾向もあります。

しかしスイスショックを境に敬遠するトレーダーも増えたのも事実であり、たった一つの政府発表で通貨のイメージをここまで変えた事件を忘れないようにしたいものです。