裁量取引

先行移動平均線の使い方は?MAをずらすメリットは?

 

こんにちは、UnLimiteDです。

今回は、先行移動平均線についてお話しします。

テクニカル分析では割とシンプルな分類にされる移動平均線ですが、見方を変えるだけでイメージが全く異なるという良い例ですので順番に確認しましょう。

 

先行移動平均線(DMA)とは

 

 

先行移動平均線は「Displaced Moving Average」の略で「Displace(ずらす)」の意味の通り、通常の移動平均線をチャートの左側(過去)や右側(未来)にずらして表示されるラインのことを言います。

実はMT4のMAには表示をずらす機能がありますので、別途「DMA」というインジケータを導入する必要はありません。

 

 

画像はデフォルトで入っている「Moving Average」ですが、「表示移動」で例えば「5」入力すると移動平均線がローソク足5本分だけ右側(未来)に、逆に「-5」というマイナスの数字を入れると左側(過去)にずらして表示させられます。

 

移動平均線をずらすメリットは?

 

先行移動平均線のように現在のローソク足から敢えてずらして表示させる理由は、違った目線からトレンドの強弱や騙しを確認するためです。

移動平均線自体がノイズに弱く、また高値掴みもしやすい理論ですので別の観点から判断するというのは非常に有効的と言えるでしょう。

例えばMAのゴールデンクロスやデッドクロスを狙う場合は、現在のローソク足そのものがノイズになるケースもありますので、離れた移動平均線で冷静に判断するといった使い方です。

 

先行移動平均線の使い方は?

 

移動平均線をずらす手法として有名なのは一目均衡表などですが、こちらは先日取り上げたため今回はディナポリ手法について紹介します。

ディナポリ手法はフィボナッチなどを含めた理論ですが、その中でもDMAを持ちいた「スラスト」と呼ばれる手法です。

単純移動平均線で構いませんのでDMAのパラメータは「短→中→長」の順番で、期間は「3→7→25」、表示移動は「3→5→5」と右側にずらしてください。時間足は日足が望ましいでしょう。

 

 

そしてゴールデンクロス後にローソク足が8本分短期DMAを下回らなければ、上昇トレンドが続くと言われています。(下降の場合は逆)

お察しの通り高値掴みしやすいデメリットはあるのですが、この手法は強いトレンドをフォローするという考え方ですので予想が当たれば利益が残るでしょうし、騙しも冷静に判断できるというメリットもあります。

このようにシンプルな移動平均線でも表示を少しずらすだけで、エントリーの根拠や狙う勝率などが大きく変わってきますので、引き出しとして知っておきましょう。

 

以上です。

ディナポリ手法の他の部分は改めてお話ししますので、その代表であるDMAのスラストについて押さえておきましょう。

少し前まではMA系の理論は適さないレンジ相場が多かったのですが、クロスドルをはじめトレンドが出てきていますので移動平均線を今一度意識してみてはいかがでしょうか。