Trade Thinking

政策金利と為替の関係性は?

 

こんにちは、UnLimiteDです。

いよいよ今週はFOMCの発表がありますが、それに先立って政策金利と為替の影響についておさらいしましょう。

 

政策金利が上がった場合

 

為替の動向について触れる前に、政策金利が景気にどのような影響を与えるかを押さえておきましょう。

そもそも政策金利は、全国にある銀行が中央銀行(日銀など)からお金を借りるときの金利のことです。

この金利が上がると銀行が企業に融資する金利も上げざるを得ませんので、連鎖的に企業がお金を借りにくくなります。

その結果、経済活動が足止めされ株価は下落、購入意欲も下がってインフレ率も減少、と言うのが原則論と言えます。

 

政策金利が下がった場合

 

逆に政策金利が下がった場合は、先ほどとは逆に株価が上昇し、インフレが進むという現象が起こります。

景気が良くなるのなら政策金利は下げたほうがいいのでは、と思うかもしれません。

ただインフレが進み過ぎるとジンバブエドルのようにお金の価値がなくなりますし、そこまで行かずとも中小企業や地方など一部の人が景気の恩恵を受けられない状態でモノの購入額だけが上がるという現象も起こりかねません。

実際に米国ではコロナで落ち込んだ景気が急激に回復することによってインフレが進んでおり、それを抑止するためにテーパリングで政策金利を上げることが議論されていますので覚えておきましょう。

 

政策金利と為替の影響は?

 

 

ここまで話したように、政策金利を上げると景気が鈍化しますので、その国の通貨は下落するように思えるかもしれません。

しかし一般論としてはその逆であり、第三者の投資家にとっては金利が低い通貨から高い通貨に切り替えたほうが利回りが良くなりますので、政策金利が上昇した国の通貨は買われる傾向があります。

したがって今回のテーパリングが実施されるとなれば、政策金利の上昇→株価の下落→インフレ率の下落の流れに加えて、ドルの価格が上がると予想されるでしょうか。

逆にテーパリングの時期が明らかにならなかったり、さらなる先延ばしが示唆されたりすれば逆にドルが下落する可能性もありますので、このような一般的な視点からも今回のFOMCに注目してみましょう。

 

 

以上です。

もちろん為替相場はこのような一般論とは逆の動きをすることも多いのですが、長期的な方向性を予測するという意味でも今週のパウエル議長の発言や、エコノミストの見解にも意識してみてはいかがでしょうか。